こんな保管方法は絶対にNG!腕時計の適切な保管方法を学ぼう

公開日:2022/03/15

皆さんは腕時計をどのように保管していますか。大切な腕時計を長く愛用するためには、保管場所や保管方法が大切です。不適切な保管をしていると、時計にダメージを与え、故障につながることもあります。この記事では「やってしまいがちだけれど実は間違っている腕時計の保管方法」や「腕時計の正しい保管方法」について紹介します。

やってはいけない腕時計の保管方法

まずは腕時計の不適切な保管方法を紹介します。記事を参考に、ご自身の保管方法をチェックしてみてください。

パソコンやスマートフォンの近くで保管している

腕時計をパソコンやスマホの近くで保管することはやめましょう。腕時計は磁気に弱く、パソコンやスマホなど磁気を発生させる機器・家電の近くで保管すると、磁気を帯びて狂ってしまいます。磁気を帯びてしまった場合は、時計専門店での「磁気抜き」が必要です。

磁気を発生させる機器・家電としては、パソコンやスマホのほか、タブレットや電子レンジなどがあります。「デスクで時計を外し、パソコンの横に長時間おいておく」といったことがないように注意しましょう。「留め具が磁石のバッグ」などの近くに置くのも避けてください。

水回りの近くで保管している

お風呂や洗面所など、高温多湿になる場所も避けましょう。防水性が高くない時計だと、高温多湿な環境の中で時計の内部に水滴がついて曇りが発生することもあるからです。水滴や曇りはサビの原因になり、故障にもつながります。

直射日光が当たる場所で保管している

直射日光の当たる場所での保管も避けてください。直射日光は「文字盤の日焼け」「レザーベルトの劣化や変色」の原因になるからです。レザーベルトはライトなど人工の光でも変色することがあるため、暗い場所での保管が適しています。「経年変化を楽しみたい」という方もいらっしゃいますが、ムリに変色や劣化を早めるのはよくありません。

保管場所に乾燥剤を入れている

保管場所に乾燥剤を入れないようにしましょう。クローゼットなどに保管する場合には、近くに乾燥剤がないかチェックしてください。「乾燥剤は湿気を吸うので、多湿に弱い時計によさそう」というイメージがあるかもしれません。しかし乾燥剤が近くにあると腕時計内部の油まで乾燥し、部品の摩擦が大きくなって故障を引き起こしかねないのです。

腕時計の適切な保管方法

続いて「腕時計の適切な保管方法」を、「自動巻きの機械式時計」と「クォーツ時計」にわけて解説します。

自動巻きの機械式時計はワインディングマシーンで保管がおすすめ

自動巻きタイプの機械式時計は、ワインディングマシーン(自動巻き上げ機)での保管をおすすめします。ワインディングマシーンは、機械式時計を自動で回転させてゼンマイを巻き上げてくれる機械です。見た目は普通の保管ボックスのように見え、デザイン性に優れたワインディングマシーンも多く販売されています。

自動巻きタイプの機械式時計は、着用頻度が少ないと「いざ着用したい時に針が止まっている」ということもありますね。また長期間ゼンマイを巻き上げないままだと、内部の油が固まって不具合や故障の原因になります。

ワインディングマシーンで保管すれば、時計を身につけていないときも自動でゼンマイを巻き上げてくれるので、時刻合わせの手間が少なくなり、故障のリスクも減らせます。複数の腕時計を収納できるワインディングマシーンもあるので、自動巻き腕時計の保有本数に合わせて選びましょう。

クォーツ時計はコレクションボックスで保管

クォーツ時計は時計専用のコレクションボックス(ウォッチボックス)で保管するのがおすすめです。コレクションボックスは時計専用なので、時計を日焼けから守り、文字盤を傷つけない状態で保管できます

コレクションボックスは2~3本収納できるコンパクトなものから、10本程度収納できるものまでさまざまです。収納する時計の本数や大きさ・厚みに合わせて選びましょう。

クォーツ時計にはワインディングマシーンが必要ないからといって、デスクなどにそのまま置いておくのはおすすめしません。ふとした拍子に落としてしまうなど、傷や故障の原因になるからです。なおコレクションボックスはデザインも豊富ですので、インテリアにするのもおすすめします。

腕時計を長く使い続けるために意識するべきポイント

最後に、腕時計を長く愛用するための「保管方法のポイント」をご紹介します。

保管前に汚れを拭き取る

腕時計をケースに保管する前には、汚れを拭き取りましょう。腕時計を着用していると、どうしても汗や皮脂などの汚れが付着してしまうからです。ワインディングマシーンやコレクションボックスで保管しても、保管前のケアが不充分だとサビや腐食が起こりかねません。汚れを拭き取る際には、時計専用のクロスを使用するのがおすすめです。専用クロスはネット通販などでも購入できます。

3か月に1度は時計をチェックする

長期間時計を使用しない場合、3か月に1度は時計をケースから出して正常に動作しているかチェックしてください。とくにクォーツ時計の場合、保管中に電池が切れてしまうケースに注意が必要となります。電池切れの状態が長く続くと、液漏れを起こして故障の原因になってしまうからです。

 

腕時計は高温多湿や磁気を避けて保管する必要があります。具体的にはワインディングマシーンやコレクションボックスでの保管がおすすめです。インテリアとして飾れるおしゃれなデザインのものも多いので、適切に保管しながらコレクションの陳列を楽しんでみてはいかがでしょうか。また長期保管中は定期的に時計をチェックすることも忘れないようにしましょう。

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