腕時計のオーバーホールを行うべきタイミングとおすすめ頻度とは?

公開日:2022/04/15

「高級腕時計にはオーバーホールが必要」と聞いたことがある方は多いでしょう。ただ「オーバーホールするタイミングや頻度」や「費用がどれくらいかかるのか」について、詳しくは分からないという方もいるかもしれません。この記事では「オーバーホールでは実際に何をするのか」「タイミングや頻度」「費用相場」について解説します。

腕時計のオーバーホールの具体的な作業内容

オーバーホールはいくつかの工程に分かれており、すべての作業が完了するまでの期間は2週間程度です。長い場合は1か月ほどかかることもあります。具体的な作業内容を紹介します。

時計を分解する

最初の工程は「時計の分解」です。具体的にはベルト部分を外し、裏蓋を開けてムーブメントを取り出したうえで、部品レベルまで分解します。分解と同時に「異常な箇所がないか」「摩耗が進み交換が必要な部品がないか」もチェック。必要なら部品を交換します。

またクォーツ式であれば「電池の液漏れがないか」も確認します。部品数は100以上あって小さい部品も多いため、繊細さ・技術・知識が求められる作業です。

部品を洗浄する

次に手洗いや超音波洗浄器で、分解した部品を洗浄します。「劣化した潤滑油」や「部品が摩耗して出てきた粉」などの汚れを落とすためです。

ケースやベルトを洗浄・研磨する

ムーブメントだけではなく、ケース部分やベルトも洗浄します。ケースやベルトにも皮脂汚れ・サビなどがついているからです。洗浄後、バフモーターという機械で「ポリッシュ」と呼ばれる研磨作業をし、傷や凹みを目立たなくします。

ステンレスやゴールドなら研磨可能ですが、研磨できない素材もあります。たとえば、「カーボン」「セラミック」「プラスチック」「メッキ加工」の腕時計は研磨できません。

元通りに組み立て、時計の精度を調整

部品を洗浄しチェックし終わったら、時計の駆動装置であるムーブメントを組み立て直します。組み立てと同時に、部品に油を差す作業も行います。注ぐ油の量によっては不具合につながるため、神経を使う作業です。

ムーブメントの組み立てが終わったら、時計の進みや遅れを測定して調整します。また劣化したパッキンも交換して、防水機能も回復させます。全体の組み立てが終わったら、再度時計の精度・表示・防水などのテストを実施し、オーバーホールは完了です。

腕時計のオーバーホールを行うべきタイミングとおすすめ頻度

続いて時計をオーバーホールに出すべきタイミングと推奨頻度を紹介します。

「機械式時計「クォーツ式時計」で違うオーバーホール頻度

おすすめのオーバーホール頻度は「機械式は3~5年に1回」「クォーツ式は5~7年に1回」です。ただ推奨頻度はメーカーや機種によって多少異なるので、詳細は販売店やメーカーに確認しましょう。

実際には「あまりオーバーホールしない」という人もいますが、オーバーホールを怠ると、「気づかないうちに修理できないレベルまで不具合が進む」という可能性もあります。できるだけ、推奨された期間どおりにオーバーホールしてください。

またヘビーユースしている時計なら、部品の摩耗が進みやすいため、やや早めのオーバーホールがおすすめです。

異常があれば適宜オーバーホールしましょう

「時刻がずれる」「リューズが巻きにくい」などの異常を発見した場合には、できるだけ速やかにオーバーホールか修理に出してください。ただ「故障してから出せばいい」と考えるのはおすすめしません。実際の故障後に修理やオーバーホールを依頼した場合、費用が高くついたり、時間がかかったりすることも多いからです。

また「高級腕時計だからオーバーホールしなくても大丈夫」ということもありません。どんな時計でも使っていれば部品は劣化していくからです。むしろ「高級腕時計だからこそきちんとしたお手入れ」が必要です。

腕時計のオーバーホールの費用の目安

最後にオーバーホールの費用相場について解説します。オーバーホールの費用は機種や依頼先によって変わります。

機械式腕時計のオーバーホールの費用相場

機械式時計のオーバーホール費用は「4~15万円」が相場です。ブランド・機種・依頼先によって、料金には差があります。一般的にメーカーでオーバーホールする場合には高め、修理専門店に依頼する場合には安めになります。

メーカーでオーバーホールすると、保証書をつけてもらえるので安心です。なお修理専門店は安さを売りにしていることもありますが、前述のとおりオーバーホールは高い技術が必要になる作業なので、「安かろう悪かろう」では心配です。修理専門店を利用するなら、事前にクチコミなどをチェックしましょう。

クォーツ式腕時計のオーバーホールの費用相場

クォーツ式腕時計の場合、「1~5万円」が相場となっています。セイコーなど国内メーカーの腕時計はロレックスやオメガなどの海外製時計に比べ、オーバーホール費用が安いです。

 

オーバーホールのタイミングやかかる費用の相場について紹介しました。オーバーホールの推奨頻度は機種によって異なるので、購入時に販売店に確認してください。費用は機械式なら4~10万円、クォーツ式なら1~5万円程度が相場ですが、機種や傷み具合によって異なります。一般的に、メーカーより時計修理専門店に依頼するほうが費用は抑えられます。修理専門店に依頼する場合には、事前に評判を確認しておきましょう。

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