腕時計の寿命はどれくらい?長く使うために意識するべきポイントも解説!
腕時計の寿命はどのくらいか知っていますか?とくにブランド品の腕時計などは決して安い買い物ではないため、愛着を持って長く使いたいですよね。腕時計を長く使うには、丁寧なケアや定期的なメンテナンスが必要となります。今回は、腕時計の寿命を縮めるNG行為と寿命を延ばすための注意点を解説します!
腕時計の寿命はどれくらい?
腕時計はそれなりに高価なものもあり、長く使えるのでは?というイメージを持つ人も多いですよね。しかし、金額の大小によらず、どんな腕時計にも必ず寿命があります。
一般的な目安として、機械式腕時計の寿命は40〜50年ほど、電池式腕時計の寿命は10年ほど、ソーラー式腕時計の寿命は10年ほどであるといわれています。
もちろん腕時計やその使い方にもよるためあくまで目安にすぎませんが、場合によってはもっと短い寿命となってしまうこともあるでしょう。また、これらの年数はほったらかしにしてメンテナンスをしなかった場合の寿命ではなく、必要なメンテナンスを施した上での寿命となります。
腕時計の寿命を縮めるNG行為
腕時計の寿命を縮めてしまうNG行為を4つ紹介します。
水に濡れたままで放置しておく
腕時計を着けたままで手を洗うと、水しぶきが飛んで腕時計が濡れてしまうことがありますよね。少しの水滴だからとそのまま放置しておくと、水分が腕時計を傷める原因となってしまいます。
使用時の違和感をそのままにしておく
腕時計から普段聞こえない音がしている、針の動きが悪い、少しの間止まってしまってまた動き出したなど、腕時計を使用していると不調や違和感を覚えることもあります。一時的なものですぐに直った場合にはそのままにしておく人が多いですが、放っておくと寿命を縮める原因となってしまうようです。
メンテナンスをしない
とくに悪いところが見当たらないからとメンテナンスをせずに放置してしまうと、機械内部の目に見えない部分で起きている劣化に対応できなくなってしまいます。使用から5年が経つ頃には、腕時計内部の油の劣化や乾きが進んでいる状態であることが多いです。
スポーツ時に使用する
腕時計は衝撃に弱い精密機械です。高いところから落としたり、強い衝撃を与えると簡単に壊れたりしてしまうでしょう。スポーツ時に着用していると衝撃が加わりやすいため、時計に不調が起きやすくなります。
腕時計の寿命を延ばすためには?
腕時計の寿命を延ばすためには、どのようなことに気を付けたらよいのでしょうか?以下では、注意すべき点を5つ紹介します!
水分がついたらすぐに拭き取る
腕時計に手洗いによる水滴や夏場の汗が付着してしまったら、放置せずにすぐに拭き取りましょう。自然乾燥は錆のもととなり、錆が発生すると腕時計の外部・内部共に劣化が進む原因となってしまいます。拭き取りには柔らかい布を使い、力を入れずに優しく押さえるように拭き取るのがポイントです。
少しでも違和感を覚えたらすぐに対処する
腕時計は毎日使用する人が多いですが、日々の些細な変化や違和感にも敏感になりましょう。とくに機械式の腕時計を使用していると、リューズ操作の際に雑音や普段とは異なった感触に違和感を覚えるケースも多いです。「おかしいな」と感じたら、放置せずにすぐにメンテナンスに出してください。
必要なメンテナンスをしっかりと行う
「腕時計には定期メンテナンスが必要」ということは購入時にも必ず説明のある注意点ですが、実際にメンテナンスに出しているという人はあまり多くないです。長く使いたい愛着のある腕時計であれば、不調がなくともメンテナンスは必須となります。
また、メンテナンスは使用頻度にかかわらず必要なものであり、たとえ購入から一度も身に着けていない場合でもメンテナンスには出さなければなりません。「たまにしか使っていないからメンテナンスはまた今度」と考えず、購入時にすすめられた年数ごとにしっかりとケアしてください。
保管方法は平置きで
腕時計を毎日着けるという人は、外した際に無造作に保管しているケースが多いです。腕時計の寿命を延ばすには、保管時には平置きにしておくのがおすすめです。平置きによる裏蓋の傷が気になる場合は、腕時計を保管する際の専用ケースを購入するのもよいでしょう。
磁気帯びにも注意!
磁気帯びとは、スマートフォンやテレビ、パソコンの近くに腕時計を置いておくことで、それらから発せられる磁気によって時計が狂ってしまうことを指します。基本的には磁気から遠ざけることで症状は直りますが、時計内部の部品が磁気を帯びてしまうと不調が続くケースもあります。保管場所には充分に気を付けて、磁気帯びの症状が見られた場合にはすぐに修理をお願いしましょう。
今回は、腕時計の寿命を縮めるNG行為と寿命を延ばすために注意すべきポイントについて解説しました。腕時計は精密機械の一つであり、取り扱い方を間違えると簡単に壊れてしまう繊細なものです。「高価な腕時計は丈夫で長持ちする」というわけではないため、お気に入りの高価な時計であれば尚更丁寧なケアやメンテナンスが必要となります。「手持ちの腕時計を長く愛用したい!」と考えている人は、今回の記事を参考にしてください!
