時計の電池の寿命はどれくらい?電池に関するトラブルについて解説!
毎日使用している時計は、定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスをすることで長く使うことができますが、そのなかでも注意したいのが電池切れです。電池の寿命がきたら、交換しなければいけませんが、どれくらい持つものなのでしょうか。この記事では、電池の寿命についてまとめています。
時計の電池がすぐ切れるのはなぜ?
時計の電池がすぐ切れてしまうと「どうして?」と思ってしまいますね。とくに多いのが新品で購入したのに電池がすぐに切れたということです。実は、これは故障ではない場合が多く、モニター電池が使われていたというのが原因となっています。モニター電池は、通常の電池よりも早く寿命が来ます。そのため、まずは電池を交換して様子をみてみましょう。それでもすぐに時計が止まるという場合は、修理しなければならない可能性もあります。
また、久しぶりに使用する時計の場合、新品の電池を入れてもすぐに止まるということがあります。これは、時計のメンテナンスが長年行われていなかったことが原因の場合があるため、時計のメンテナンスをしてもらってください。
時計の電池の寿命とは
電池が内蔵されている時計の平均寿命は、2年から3年といわれています。電池の寿命で動きが遅くなり止まるので、定期的に電池を交換してください。もし止まったまま時計を放置してしまうと、中の電池が液漏れを起こし、時計が使えなくなってしまう可能性があります。電池の種類によっても、メンテナンスの頻度は異なるので、時計を購入するときに確認しておきましょう。
クオーツ式の腕時計の場合
クオーツ式の時計には、酸化銀電池またはリチウム電池が使われています。酸化銀電池の場合は、2年から3年が寿命です。リチウム電池は、5年から10年が目安となっていますが、さまざまな機能が搭載されている時計の場合、消費が多いので寿命より早く電池が切れてしまうこともあります。電池の寿命は、時計の機種や機能で消費する電力に違いがあることから「〇年は電池交換しなくて大丈夫」というように決めることは難しいのです。
ソーラー電池式の場合
太陽の光や照明の光で電力を作り動かすのがソーラー式電池です。この場合、使い切り式の電池ではないので、長く使うことができます。10年以上は使えるといわれていますが、薄暗いところに長時間放置してしまうと動きが鈍くなります。また、半永久的に使い続けられるわけではないので、定期的にメンテナンスを行いましょう。
時計の電池の寿命を延ばす方法
時計の電池の寿命を延ばしたい場合、どのようにすればよいのでしょうか。以下で説明します。
電池交換は早めにしておく
時計の電池が切れたら早めに交換してください。「動きが鈍くなっているな…」と感じたときに交換してもよいでしょう。早めに電池を交換することで、時計を長く使うことができます。電池が切れて放置していると、電池の液漏れが起こる可能性があり、液漏れしてしまうと時計そのものが使えなくなる可能性が高いのです。さらに、液漏れで文字盤が錆びるなどの症状が起こると、修理代が高くなります。もししばらく使わないというときは、電池を抜いて保管してください。
磁気の近くに置かない
腕時計を保管する際は、磁気を発生させる家電製品や電化製品の近くに置かないようにしましょう。磁気を発生させるものの近くに置いてしまうと、時計が誤作動を起こしやすくなってしまいます。突然動かなくなってしまうこともあるので磁気が出るものの近くにはおかないようにしてください。
高温多湿は避ける
時計の保管は高温多湿な場所を避けましょう。高温多湿な場所に置いてしまうと金属部の変形が起こったり、錆の原因となったりしてしまいます。風通しがよい場所で直射日光が当たらないところに保管してください。専用ケースに入れておくのがおすすめです。
時計の電池に関するよくあるトラブル
時計の電池に関してよくあるトラブルをまとめておきます。トラブルが起こらないようにするために注意点もお伝えします。
電池が切れたまま放置すると危険
電池が切れている時計をそのまま放置してしまうと、電池の液漏れや電池の破裂などがおこるリスクがあります。電池の液漏れや破裂を防ぐためには、使わない時計の電池は抜いておいてください。時計そのものも使えなくなってしまう可能性があるうえ、修理できるとしても費用が高くなってしまいます。
電池は正規品を使う
時計に使用する電池は、正規品を使いましょう。ブランド時計などはとくに電池交換の際に模造品の電池を入れてしまうことがないようにしてください。きちんとした時計修理店に依頼すればこのようなことはまず起こりません。電池交換は専門店に依頼してください。
まとめ
時計の電池の寿命についてお伝えしました。時計の電池は定期的に交換することで時計を長く使うことができます。長く使っていない時計がある場合、電池は抜いておきましょう。そして長期保管の後に使用するのであれば、一度メンテナンスをしてから使うことをおすすめします。いつでもメンテナンスしてもらえるように、お近くの時計修理店を探しておきましょう。
